ウォーターボーイズ&スウィングガールズ
4時間ぶっ続けで一挙放送!とかやってたんで、どっちも興味のあった映画だったから見てみた。
最近あんまり見ない正統派の青春映画って感じで、どっちも面白かった!
ただ…まとめて放送しちゃうのはちょっとどうかと思った。だってどっちも話の流れがほとんど同じなんだもん。
ひょんなことから新しいジャンルを始めることに
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本気じゃない奴が辞めてメンバーが一気に減ってしまう
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竹中直人演ずるコーチ(実は素人)の指示を受ける
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そのお陰で周囲に認められるようになる
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辞めてったメンバーが帰ってくる
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大舞台でのお披露目が決まる
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演目が出来ない状況に陥る
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かと思ったらやっぱり出来ることになる
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大成功!!
2つともこんな感じ。だから後で放送されるスウィングガールズは不遇だよね。「あれ?さっきのと同じ展開じゃん」って。
ただでさえスウィングガールズはウォーターボーイズの2番煎じな上、「男子シンクロ」と「女子高生ジャズ」ではインパクトが薄いんだから、ちょっと可愛そうかも。
単品で見れば面白いんだろうけど、やっぱりインパクト不足だなぁ。ウォーターボーイズのほうはドラマになったり、ホントに選手権になったりとかしたのに、スウィングガールズはなってないもん。
でも私は音楽系が好きだし、「ジャズ」なんてあんまりメジャーじゃないジャンルを若い世代に広めようとするこの映画はよかったと思ったよ。
ゲーマーとして、序盤に主人公の妹が「スペースチャンネル5」をやってたのが気になったんだが、それが最後の発表会での演目の中に「メキシカン・フライヤー」が入ってることの伏線だったというのがちょっとニヤリとして嬉しかった。あれジャズの名曲なんだってな。
あと、どうでもいいが何気に眼鏡の女の子のレベルが高い。
あとウォーターボーイズのほう。こっちは半分見だったんだけど、大体の流れはわかったからいいや。
この映画の後、リアルで行われた「ウォーターボーイズ選手権」とか、お台場冒険王のショーのウォーターボーイズとかを見たけど、男子シンクロならではの器械体操とかコミカルな寸劇とかの要素って、全部映画の中でやられたことなんだね。
劇中で「タワーとか器械体操とか入れようぜ」「ラブラブな要素も欲しいな」とか言ってたのがそのまま入ってるのはいいな。
普通にタワーとか見てすごいなーと思ってたけど、これもオリジナル要素だったとは。
この「既存のものをベースに、まったく新しいものを作る」という発想は素晴らしいと思う。
こういう斬新さとかが評価されて、ウォーターボーイズは人気が出たんだろうな。
対してスウィングガールズ既存の枠からはみ出ることが無かったからいまいちヒットしなかったんだろうなぁ…。
あと、どうでもいいが何気に水泳部の女先生のレベルが高い。
2つともとても面白い映画でした。
ところで、前にリアルウォーターボーイズ選手権やってたのが凄い面白かったんだけど、今年もまたやらないのかな?元祖の映画をテレビ放送したからには、「また見たいなぁ」と思う人がたくさん出てくると思うんだけど。