ファミ通アワード2006

魔王さんと二人で行ってきました!!
こういう場は初めてなのでかなり緊張。つーか東京まで行くの疲れる。
事前に美容院行ったり、貸衣装屋で服借りてきたりといろいろやんなきゃいけなくて、ホントもう大変でした。

ぶっちゃけ、うちらの目的は大神にちゃんとした評価が与えられるかどうかこの1点に尽きるんだけど。


でもってeb!の本社内の授賞式会場へ。なんかもう入った瞬間から空気が違うってーの?すごい正式な場って感じで。入り口片会場まで赤絨毯敷かれてるしさ。格調高いです。それなりの服着てきたけど、ホントこれでよかったなーって感じ。いやもう。タキシードの人とかがうろうろしてんの。
でもって、円卓に案内されて座る。他の招待客も緊張してる感じだったねー。見てるだけなのに。
しばらくして授賞式始まる。スモークとかレーザービームとか出てかなり派手です。っていうかスモーク焚きすぎでよく見えないぞ。司会者の人もよく見えないって言ってたし。
ちなみに司会者はちゃんとしたプロ。男の人のほうは忘れちゃったけど、女の人の方は山本モナだって…。いろいろいわくつきとは言え、普通に名の知れた人でビックリですよ。


そして、ノミネートされた各メーカーの人たちが登場。
流石に全部は知らないけど、そこそこ顔の知ってる人が出てくるとドキドキしますねー。坂口博信とか。つーか坂口さんて■eじゃなくてミストウォーカーってとこの人なんだねー。
また、SEGAの人たちが呼ばれた時に、先頭を行くいかにもヤクザ…ちょい悪風の人に目が行ってしまう。SEGAと言えばやっぱり名越さんかなー?っと思ったらやっぱり名越さんで。ああ、柴田亜美のどきばくで書かれてることは誇張でもなんでもなく真実だったんだなーっと実感する。


それぞれのメーカーさんも円卓に着席。会場の前半分が受賞者で、後ろ半分が招待客なんだけども、運良く招待席の一番前だったので、受賞者さんがよく見えました。任天堂の席が一番近かったかな。
一番奥に主催者席、つまりeb!の席があったんだけど、遠くから見てもヒゲ(浜村弘一)でけぇ!!って思ったよ。みずしな孝之いい電子でヒゲのこと巨大に描くけど、たしかにでかいわ〜。
バカタール加藤なんかもすぐわかったな。すげぇヒゲ濃いでやんの。どろぼうヒゲみたいでさ。パーティの時くらい剃れよ!(笑)


でもって、各賞と受賞者はこんな感じでした。
(順不同。忘れちゃったんで。とりあえずパンフに書かれてる順番に書いてみた。)

大賞
ファイナルファンタジー12(スクウェア・エニックス
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール((株)ポケモン

※本来ならこの賞は一つの作品にしか与えられないものだが、この二つだけ他の作品と比べずば抜けた票数があり、さらに僅差だった為、特別に2つが大賞となった。


FF12が受賞された時のインタビューで、「2000年にやるといってから随分時間がかかってしまって…」と言ったところでスクウェア・エニックスミストウォーカーの席から笑いがおこる。
まぁ…ようするに…途中から坂口さんが抜けちゃったからものすごく大変だったんだろうなぁ…FFも…。


特別賞
ベストヒット大賞
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール((株)ポケモン
※500万本売れたそうです。化け物ですね。


ルーキー大賞
ブルードラゴンマイクロソフト
※ルーキー賞は続編でもリメイクでも無いものに与えられる賞。
…いま家にあるけど積みゲーになってるんだよなぁ…。あとでやってみようかな。


イノベーション大賞
Wiiスポーツ任天堂
※革新的なゲームに送られる賞。普段ゲームをしない層を狙って作った為、開発者の奥さんや子供にやらせてみた、という苦労話など。
いろいろ頑張ってもゲームをしない奥さんには苦労が伝わらない。というようなことを言った途端、会場中に笑いがおこる。
やっぱゲーム業界ってまだまだマイナーな業界だから、ゲームクリエイターの人って普通に周りから理解されないもんなんだなぁと、改めて思いました。


優秀賞
リアレンジ賞
Newスーパーマリオブラザーズ任天堂
※しかし、受賞された任天堂の人(名前忘れた)が「新しいものを作ったつもりなので、リメイクでもアレンジでもない」と言ってました。
でもそういう心意気があるからこそ、この賞を貰えたんだろうなぁ〜。


ハイパフォーマンス賞
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス任天堂


ドラマティック賞
龍が如く2(SEGA
※どうしても賞を貰ってるヤクザ名越さんに目が行ってしまいます。


ゲームデザイン
大神(CAPCOM
※大神キター!!っと浮かれる我ら。でも大賞じゃなくて残念だな〜という気も。
しかし、ちゃんと見る人が見ていてくれて、票を入れてくれたから賞をもらえたんだなぁと嬉しくなりました。
つーか売上数とか見ると、他のゲームとは大きく離れているのに、よくも対等に渡り合えたもんだなぁ。


マルチプレイアクション賞
モンスターハンター2(CAPCOM


インパクト賞
デッドライジングCAPCOM


ポータブル賞
メタルギア・ソリッド ポータブル・オプス(KONAMI


PRG賞
ペルソナ3(アトラス)


MVP
坂口博信(ミストウォーカー)
※ゲーム業界に貢献したとか、2006年の顔だったなぁとかいう感じの人に与えられる賞。流石に大物です。
一応ブルードラゴンミストウォーカーの人としての受賞なんだろうけど、FF12の苦労話しかしてないよこの人!!
そんだけ大変だったんだろうなぁ…いろいろと。


ゲームキャラクター・オブ・ザ・イヤー
マリオ(任天堂


また、招待客には今回の授賞式に関するアンケートが配られて、いろいろ書いていたんだが、その途中でこっそりとスタッフが各席にやってきて「実は受賞者に対するドッキリで“ベストドレッサー賞”を行うつもりなので、下のほうに一番印象に残った人を書き込んで欲しい」と言われたので、やっぱりSEGAの名越さんの名前を書き込む。つーか他にいないだろ。


ベストドレッサー賞
名越稔洋SEGA
※そりゃそうだろ。「ベストドレッサー」と言われた瞬間から会場から笑いがおこりました。だって凄い格好なんだもん。
襟部分が豹柄の黒のジャケットに、白のVネック?とにかくボタンの無い服。白のパンツに、バックルがキラキラ光るベルトを着けてて、どうみてもヤクザ…えー…チョイ悪でワイルドな着こなしです。
その時すでにお酒が入っていたせいか、ベストドレッサー賞のインタビューにも酒とお姉ちゃんの事しか言ってません(笑)
しかし、アレで「今回の服は少し地味にしてみた」というのだから驚き。
以前SEGAのパーティで、ビーサンにハーパン、アロハにニット帽、で参加したら後で社長にめちゃくちゃ怒られた事などを語る。普段からこんな感じなのか。凄いな。


…こんなとこですか。
蓋を開けてみれば任天堂の一人勝ちという印象。安定感とか半端無いからね。
それ以外も取るべくして取った、という感じでしたね。


授賞式が終わったあとは、パーティと言う事で食事など。バイキング形式で美味しかったんだけど、量が少なかったのかあっという間に無くなってしまってあんまり食べれなかったのが残念。

任天堂の席が近かったんでテーブルを覗いてみたら、トロフィーがズラリと並んでて凄かった。ちなみに、トロフィーはファミ通のマスコットキャラクターのネッキーをかたどったもの。少し離れたところの(株)ポケモンのテーブルには金のネッキーが。大賞だと金色トロフィーなのね。

また、パーティの間中は、受賞者や各メーカーのクリエイターやファミ通編集者達と、自由に会話したり写真取ったりと出来る。
どうしようかかなり迷ってたけどやっぱり大神が好きなので、解体となってしまったクローバーの社員の代わりに来て賞を受け取ったカプコンの稲船さんと話に行く。私はおまけでついて行ったんだけど。
なんか魔王さんも大神へ対する熱い思いをぶつけるとか言ってたけど、緊張+避けが入ってたせいでなんか凄いテンパってて訳わからん感じになってたよー。
折角なので魔王さんと稲船さんの2ショット写真とか取っておきました。
やはり、クリエイターの生の声とか聞くといろいろ大変なんだなって思うなー。雑誌のインタビューとかじゃ言わないような事も聞けたし。
カプコンは続編ばっか出してる」とか「スポーツとRPG以外は定評のある…」とか、ちょっと自虐的だけど、ああ、やっぱり本人もそう思ってるんだなぁ…って。
RPGと言われて「ブレス・オブ・ファイアは?」と突っ込んだところ「ブレス…は…いや…」と口ごもられました。
カプコン的にはブレスは黒歴史ですか?結構好きだったのになー。

大神のような新しいゲームがまたやりたい、というような事を言った魔王さんに対し、「全てのユーザーが新しいものを望んでいるわけでもないので、売れるためにはどうしても続編にしてしまう」というような事も言ってましたね。
あー、そうだよねー。やっぱり一会社の社員として、会社の利益になる事をするのは当たり前だよねー。
なんか、そういった裏の事情を知っちゃうとあまり責められないなぁ。

興味深い話が聞けて、よい機会でした。


いろいろと突撃したいところだけど、正直うちらは今回受賞されたゲームって大神しかやってなかったので、あんまりわかんないんだよね。
同じ円卓に座ってた姉ちゃんが凄い勢いでいろんな人に話し掛けてたり写真撮ったりとアグレッシブに動いているのが羨ましい。でも他の人はあんまり動いてなかったしねぇ。折角の場なんだから思い切って行っちゃった方がいいのに。うちらも話聞けてよかった。
そうこうしてたら、パーティも終わり。
招待客全員にeb!からお土産貰いましたよ。中身はファミ通アワード2006のTシャツと、パンフレットでした。


そして、受賞されたメーカーの方々を全員で見送りましょう、っと玄関前にに並ばされ、バラの花びら入りのカップを持たされて、帰ってく各種クリエイターの人たちに花びら振りまいてました。
最後、クリエイターさんを見送った後は、ファミ通の編集部として、ファミ通読者の皆さんをお見送りしましょう!っと、ずらりと並んだファミ通編集者に拍手されながらエンターブレイン本社を後にする。

受賞式には何人かの編集者しか居なくて、(ブンブン丸とか猿渡雅史とかがいたな)ほとんどの人はたぶん仕事してて式には参加してなかったんだけど、最後の見送りの時はたくさんの編集者がきてたなぁ。みんな式に参加してないから普段着で。
帰りつつも、ファミ通編集者の知ってる人いないかな〜っと見回してみる。ゴチさんとか小さいから見つかるかな〜っと思ったけど、それっぽい人はいなかったなぁ。
しかし、その中に一人気になる人が…。緑と黄色のボーダーシャツにパーカー。小柄で髪が少し長めの男性編集者…これって、ひょっとしてドキばくで有名な小澤くんことチップス小澤…?
そういやドキばくではいつも緑と黄色のボーダーシャツ着てるし、イラストと結構似てた気がする。…やっぱあれ小澤君だったのかなぁ?


こうしてファミ通アワード2006は終了しました。
滅多に無い貴重な体験が出来て楽しかったな。
また来年があるなら行ってみたいなぁ。(当たらなきゃ行けないけどね。)