インド映画 ロボット

友達が何故か持って来たDVDを見ることになった。一度見てみたいと思っていたインドムービー。
私も前にTVで特集されてるのを見てちょっと気になってた「ロボット」だな。
なんかたくさんのおっさんが合体して巨大なおっさんになるの。

インドすげー。正直インド見くびってたわー。面白かった。
ハリウッド並みの映像の派手さを持ちつつ、ストーリーがしっかりしていて、丁度日本人の好みにピッタリ来るんだと思う。
ハリウッドって映像すごいけど中身結構いい加減だったりするじゃない?
あれだけメチャクチャやってんのに、ストーリーは理路整然としてきっちりやってくれるのはすごいと思った。ああ、この辺ちゃんとやってくれるんだ!みたいな。

突然入る謎ダンスも面白いな。たぶん心象風景ってことなんだろうと思うけど。「凄く嬉しい!!」って気持ちを表すための謎ムービー。まぁそのせいで訳わからんこともあったりしたけど。
主人公がヒロインに24時間時間を稼いでくれ!→ヒロイン、ロボットに色仕掛け→大喜びでダンスのイメージシーン→24時間経過
…とか「えっ!?」って思った。いやいや、ヒロインがOK出してるのにお前何もせずに24時間も妄想してたの!?みたいな。

実際は3時間ある映画が、日本版では多少カットしてあるらしいが、必要だと思うシーンもカットされてるのでたまに訳わからなくなっている。いや、だったらダンスシーン削れよ!!って思うんだが…。
ロボットが磁力を操る能力があるっていうのが、最後まで出てくる重要なポイントなんだけど、その「磁力を扱える」っていうシーンがカットされてるので、いきなりチンピラが石斧持ち出して「これなら吸い寄せられねーだろ!」とか言ってて訳わかんなかった。
友達が「磁力を操る能力があるんじゃね?」って言ってくれなかったらわからなかったわー。

たぶんだけど、近所のDQNを撃退する→DQNとの再戦でナイフを使われるが磁力で応戦(この部分をカット)→DQNがさらに仲間を引き連れて石斧で再再戦。…というのが正しい流れなんだと思う。

面白くって、最後いい感じの話になって感動のラストとなるんだが、なんかこう…騙されてる感じがする…という不思議な映画だった。
文句の付け所が無いくらい面白いんだけど…なんだろうこの気持ち…みたいなモヤモヤ感。
面白いか面白くないか、と言われればすっげー面白かった!!ってなるんだけど。
い、いいのか?ホントにこの映画で感動していいのか?みたいな不安定さがある。
たぶんメチャクチャやりすぎな割に、ロボットと人間の境界線とか、感情とは何か、とか深い人間性とかちゃんとやってる割に謎ダンスとかしてるからダメなんだと思う。

今年の年末にまた新作の映画が出るらしい。やばいよー!!このままだとまた年末が年始にインドムービー見る羽目になっちゃうよー!!