ギャラクシー街道

夫婦そろって三谷幸喜ファンということで行ってきた映画だけど…
あかん。これはあかん。
なんかもういろいろとダメな映画だったわ〜。三谷君はもっと出来る子だと思ってたんですがねぇ…。
SFってことで変な宇宙人出しておいて、変な特殊能力出しておいて、それで終わりになってる気がする。
宇宙人設定にのっかりすぎてストーリーが疎かになっているな。
三谷映画で一番評価すべきポイントが一番ダメってどういう事だ。
キャラもどいつもこいつも好きになれないしな…。不倫の話ばっかでどうやってこいつらに好感持てと…。
三谷にしては珍しいエロ描写(一応性行為の描写ってことになるのかアレ…)とかあったけど、どちらも不倫だし、なんかこう…生々しくて見るのが嫌になる感じ。

その場に居合わせたみんなが協力して、お産を手伝ってあげて、無事に生まれてよかったね!…でなんかいい感じの話にしてごまかしている気がする。
なんかもっと…宇宙らしく隕石が降って来るとか、ハンバーガーショップの立ち退きを迫るスペースヤクザと対決するとか、そういうベタな話で良かったのになぁ。
そもそも、人妻相手に勝手にのぼせ上がって、相手を騙して性行為に持ち込んだようなヤツの出産とか言われても感動しねーわ。

話の作り自体は有頂天ホテルと似た感じなんだけど、細かい伏線を張り続けて、それが全部繋がって最後の盛り上がりになってって終わった有頂天ホテルは最高に面白かったのになぁ。
作中でわからない事があったら梶善が全部説明、作中で困ったことがあったら最終的にギャラクシー街道が不思議な力で解決。なんかすっげぇ雑だったな…。有頂天ホテルの細かさは一体どこへ。

まとめると、ストーリー雑、キャラ不快、小ネタ面白くない、と評価すべき点が何もないというどうしようもない映画だった。なんだこれ…なんだこれ…。