ハリー・ポッターと賢者の石

TVでやってたので見てた。
前に一度見たけれど、もう一回。ていうかこれ1だよね。2とか3とかTVでまだやんないのかな?見たいのにー。
原作は読んでないけど、児童文庫ってことで子供が喜びそうなわくわくどきどき感があり、最近あまりみないタイプの話のなので楽しめました。
魔術とか、儀式的な事とかちゃんと正式のものをつかってやっているところがオカルト好きにも楽しめる。よくある3流のファンタジー(とすら呼べないような稚拙なもの)が多い中で、ここまでちゃんと魔法とファンタジーをやっているのが素晴らしい!流石魔法の国英国ですよ!!!

普通の少年かと思われていたのが偉大な魔法使いだったり、普通の町並みなのにひとつ違う道に行くと全く違う魔法の世界があったりとか、現実と幻想が背中あわせって感覚がまたドキドキ感が増すんだろうなぁ。

しかし、まるまる一年の話を3時間で一気にやってしまっているせいか、話が飛び飛びで急ピッチなのが残念。仕方のない事とはいえ、中途半端感はいなめない。


あと、魔法学校ならではのオリジナルのスポーツなんかも発想は面白いのだが、いかんせん作者が女性なせいかなんだかルールが曖昧で中途半端。

ボールをゴールに入れれば10点、というあたりは問題ない。動きを見る限りアメフトに近い感じ?
ならばボールは一つでいいはずが違う種類のボールが3つあるのがわからん。映画の中では一つしか使われてないし。「暴れボール」とやらは一体何に使う物??つかみにくいので点数が高いとかいう感じだったんだろうか?

とにかく、他のメンバーが必死になってボールを取り合いして10点を競い合っているのに、「シーカー」というポジションはその戦いに参加せず、別の特別なボールを捜す、というルールがわけわからん。
でもって、シーカーが特別なボールを手に入れたら150点も入ってゲーム終了ってなんじゃそりゃ。ベタなお笑い芸人のクイズじゃないんだから、ボーナス点入りすぎ。
そんなに点数入るんなら、他のひとが必死になって怪我しながらやる意味ないじゃん。
もっと考えてルール作ろうよー。


まぁ、長々と語ってきたけど、王道というか一本線なストーリーでいったかと思いきや最後で外される、という気持ちのいい裏切り方をされたり、見ているほうもすっかり忘れていたような地味なキャラの小さな事が最後の最後で大きな逆転劇を生むなど、見ていて気分のいい映画でした。


前に原作本が叩き売りされてるの見かけたんだけど、折角だから原作本読んでみようかな。