ダーク・シャドウ

お買い物は午前中で終わったので、午後から映画を見に行く。上映時間までいろいろ時間を潰す。
食事取ったりゲーセン行ったりしてたけど、やっぱりみんな買い物で疲れ果てていたんで、車に戻ってグッタリ寝てた。

でもってティム・バートン最新作ダーク・シャドウでーす。
昔は栄えてたのに今は潰れかけで、しかもいろいろ問題を抱えた家族を、吸血鬼となって蘇ったご先祖様が立て直していく。
現在に蘇ったはいいけど、200年前の人なんで常識が通じない…みたいなコメディ。

現在だと思ってたけど、これ70年代じゃないか〜。まぁそれでも200年前の人にしてみれば驚愕なんだけど。
ヒッピーとかが普通に居る時代なので、クスリきめつつ「愛ってさあ…」とか安っぽいこと行ってるのがカッコイイとされていた時代ですな。

主人公バーナバスは昔の貴族で高潔なヴァンパイアって設定なのに、無駄に女に弱いとかダメダメなところが可愛くていいと思う。意思弱っ!!って感じ。
吸血鬼って完璧な人が多いのに、全然完璧じゃないのがいいね。
女運が絶望的に悪いってのも面白かったな。悪女ホイホイじゃないですかー(笑)

うーん、面白かったと思うけど、「現在に蘇った吸血鬼コメディ」の部分がカーペンターズの曲に合わせて大工仕事してるところに集約されてるのがなぁ…。もっと全面的にあっても良かったと思うんだ。
家族の問題ってのもあんまり解決してなかったじゃん。デヴィッドの問題は知らない間に解消されてたし、キャロリンの問題は伏線もなく唐突に出てきたしさー。
もう少し、尺を長めにとって前半で吸血鬼コメディ、中盤で家族の問題を解決して絆が生まれた頃に、後半で少しずつそれが崩れて行って最後の大破局…みたいな構成にしたほうが良かったんじゃないかね。
もうちょっとみたいんだけどダイジェストだったなーという印象。でもティム・バートンの作品ってなんか詰めが甘いことが多い気がするのであんまり気にしてない。雰囲気を楽しめりゃいいのよー。