HK 変態仮面

友達に映画行こうと誘われたので見てみることに。
なんかやってる映画館が少ないそうで、近くでは一個しかなかったらしい。
映画館のあるイオンで暇を潰しつつ、とりあえず夕方の上映を見る。

映画の感想
これは…酷い…。(褒め言葉)

なんかもう…何か語ろうと思うんだけど、何を言っても「酷い」という単語しかでねぇwwwそんな映画。
メチャクチャ面白かったよ!!…でも酷い。
アクションシーンとかやたら気合入ってて凄かったよー!!…でも酷い。
信じてもらえないかもしれないけど、変態仮面てマジでカッコイイ!!…でも酷い。

ストーリーは、スパイダーマンとかアイアンマンみたいな、アメコミヒーローの映画のテンプレって感じ。
ヒーローとしての自分と、素の自分との差に悩むとか、
正義とは何か、戦うことは何かという葛藤とか、
題材さえ間違ってなければ普通にアメコミヒーローに混ぜてもいいくらい。

CGか合成かと思うほどの主人公の肉体美が凄い。なんだあの美しすぎる肉体。
あの肉体美を使って数々の変態奥義が繰り広げられるとか、才能の無駄遣いにもほどがあるだろうwww

あんな姿のヒーローなのに、極限までカッコよく見せようという演出が凄い。
あれ、普通のヒーローの姿だったらメチャクチャカッコイイだけなのに、あの姿なのでそれがシュールギャグになってしまう不思議。
これがシリアスな笑いってやつかねぇ〜。
すっごい真面目に、カッコよく見せようとしてるんだよ。パンツ被った変態を。そしてそれが実際カッコよく見えるんだよ。これは凄い。

戦闘シーンでは、相手に打撃を与えた後に股間を顔に押し付けて止めを刺す訳だが、これは肉体的ダメージと精神的ダメージの両方を相手に与えるというなんか哲学的な攻撃なんではなかろうか。
バトル業界に哲学を持ち込んだということで、元は20年前の漫画なのに、今の時代においても新しいなぁと思ってしまう。てか、時代がようやく追いついたのか?
変態って言うのは哲学なんですねー。

そんな感じで思った以上に評価が高いなぁと思ってしまった。まさかの大絶賛でsなんか私騙されてる?

度を過ぎた下ネタにも耐えられるという人なら確実にお薦め。
恥ずかしいからDVDで…と思うかもしれないが、何mあるのか知らないけど、映画館の巨大なスクリーンいっぱいにどアップで映し出される股間(しかも何度も出てくる)とか、まずこの映画でしか見られないので見るなら劇場で見るのがいいと思う。

凄く面白かったんだけど、どうも上映してる映画館も少ない上にパンフレットも制作されて無いようで、グッズとかもないみたいなので残念。グッズとかあったとしてもパンティしかないんだろうと思うんだけど。