仮面ライダーゴースト

ゴースト終わっちゃったな…。先週が実質最終回だったんだけど、今回で最終回なのでまぁ感想とか。

うぅん…悪くない作品だったんだけどなぁ…。

これが正直な気持ち。「悪くは無い」これに尽きるんだよなぁ。
「好きか嫌いかで答えろ」と聞かれたら「好き」と答えるけど、どうにも微妙な点が多すぎる。
タケルの事は大好きだし、他のサブキャラクターもみんな好きだし、特にアカリや御成のような非戦闘員なのに大活躍をしたキャラクターが居る作品はレアなので、その点は凄くよかった、ここは評価すべきポイントだと思う。
でも、全体的なペース配分がヘタクソだったり、無駄に名台詞を乱発しすぎてありがたみが無かったり、後半同じことの繰り返しでグダグダやってたりとか、マイナス点が多かったので、ここを少しいじったらもっとよくなるのに、惜しい作品だなぁ…って思う。

1クール目の最初のリミットのあたりは面白かった。リミットが近づいてタケルが諦めてむしろみんなとの思い出を作ろうと頑張ってるところは泣けてきたし、
その後アラン様が仲間になるまでのフミ婆との話とかスタイリッシュたこ焼きアクションのとこもよかった。
でもやっぱこの作品のピークはスタイリッシュたこ焼きアクションのとこだったなぁ…。
フミ婆みたいな、戦いに何の関係も無く、何も知らない一般人が、何も関係ないところで普通に寿命で死んじゃったって凄いことだよなぁ。
そういう普通の死に対して、いろいろ考えて、お葬式とかやったりして、アラン様が成長していく過程が凄くよかった。

その後のガンマイザー出てきてポンコツ兄貴のアデルがいろいろやりだすようになってきてからはずっとｇｄｇｄって感じだったな。
死なない敵の脅威を全然描けてなくて、何度も同じ敵を倒し続けて倒した感じにならないしつまんねーって気にしかならなかったよ…。

生と死のテーマもあんまり扱いきれてなかった気がするなぁ。この辺重要なポイントだからちゃんとやって欲しかったと思うんだけど。
フミ婆のあたりはしっかり出来てただけに残念。

タケルがご飯食べれない設定も、MOVIE大戦のパンフについてるDVDで言ったくらいで、本編ではあまり言ってなかったしなぁ。序盤で一度ご飯食べられない！ってシーン入れとくだけでも後半の印象全然違ってくると思うんだけど。
あと、最後の最後になってタケルが神的な存在に近づいてきているとか言わないで、後半の方で少しずつ人間を超えて神仏的な存在になってきてると言っておいた方が、「それでも人間がいい！」っていう最後の決断で感動できたと思うんだが。
まぁでも、グレートアイへのお願いで、2度も自分以外の人を蘇らせて、とか言っちゃうタケルのお人よしとか自己犠牲感とかは好きなんだけどな。もうちょっとどうにかならんかったかな。

タケル自体は大好き。いつもゆる〜い感じで、普段怒ったり喧嘩とかした事無い、普通の高校生の男の子なんだなぁ…。
だけども自己犠牲精神の塊で、いつも他人のことばっかり考えてて、自分の命よりも他人の命を優先するし、
ゆるいタケルが本気になって怒るときは他人のことのみ、ってのが好きだ。
アラン様のお父さんが殺された時の凄いガチギレっぷりが好きだったな。ああ、この子こんなに感情むき出しにすることあるんだなぁ…って思った。
自分が死んでもヘラヘラしてるけど他人が死ぬとガチギレするんだよなぁ。
死んじゃったせいでちょっと悟り開いちゃってる感があって、その辺が人間味を感じさせないっていう批判は理解できるけどね。
なので、最終回で生き返って妙にテンションの高い高校生になってるタケルを見て少しホッとした。

いつもの仮面ライダーランキング

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15 響鬼

うーん…こんなことかなぁ…。もう少し頑張って欲しかったなぁ…。
ちなみに電王はケーブルTVでの再放送見て評価上げた。