アニメ ダンボール戦機W

まだ続くっぽいけど、一応Wのストーリーはこれで最終回ってことでいいのかな。
てな訳で感想と総評。

う〜〜〜〜ん…いまいちピリっとしない終わり方だなぁ…。
ラスボスのマミーさんも、なんかレックス好き好きなだけで自分の意思がなくて、しかもその思想をレックスに否定されちゃうし。
前作のレックスと違って、全然カリスマがないのが問題だ。隠し玉としてはビックリなんだけどさ。ぶっちゃけ出オチだけで終わってる感がある。
つーかレックスを美化しすぎじゃねー?こんな「子供たちという希望に〜」とかいうタイプの人じゃなかったじゃん。

ラスボス戦もなんかそこまで盛り上がらんかったな。ラストがヒロでなくバンが止めってのも、特になんとも…。思い入れも無い技だし。
前作のラスボス戦とか超面白かったじゃん。いきなり即死技のグングニル打つ本気っぷりから入り、まさかのJETストライカーまで打った上で、以前レックスから教わった超プラズマバーストで止めとかすんげー燃えたのに。
これはモンスター…とかインフェルノモォォォーーード!!などの名言も飛び出したし、前作は最高だったな!

アダムとイブの末路もなぁ…なんつーか、大空博士のエゴで生み出しといて、大空博士のエゴで消去されたから死の恐怖を覚えて「死にたくない!」って暴走して、最終的に大空博士のエゴで完全消去されるってかなり酷くね?
アダムとイブの最期の言葉が「おかあさん…」っだったし、なんか自分のエゴで子供を物扱いして、気に入らなかったら虐待する親みたいな感じがする。アダムとイブはDQN親のせいで死んじゃった可哀想な子供みたいだ。
普通に考えるならさー。大空博士の説得により、人間の良い面も悪い面も知ったアダムとイブが、善悪両面を持つのが人間なんだと理解し、人間に対して希望を持って、最後にポジティブな結論として自分達で自分達を消去するとかさー。それで最後の言葉が「ありがとう、おかあさん」とかだったら凄いしっくりくるんだけど。
ここから得られるものと言えば大空博士はクソ野郎だな!ってことしかないじゃん。

EDであっさりTOの社長に戻ってるウザタク。てか秘書何やってたの…!?
ウザタクほどじゃねーけど、こいつも全然使えねー!!まだリナビッチのがデキる女だったわー!!
てかTOのトップがウザタクとダメ秘書って…。もうダメだこの会社。

最終回の感想はこんな感じで、Wの総評としては「イマイチ」でした。
旦那に言ったら「日野なんてこんなもんじゃね?って思ってたから真面目に見てなかった」と言われたけど、
いやいやいやいや!!私、前作ダンボール戦機の評価メチャクチャ高かったんだよ!!!
新ジャンル狂犬系ヒロインのアミさんとか、いい歳こいて厨二病モンスターのレックスとか、大好きなキャラもたくさんいるし!
戦闘描写もも面白かったし、テンポよくサクサク展開は進むし、前作ダンボール戦機は凄く面白かった!って思ってるんだよ!!

なのにWときたらもう…いきなり好感度のあがりにくい新主人公ヒロとか、ヒロイン(笑)ランとか、高性能カーナビくらいにしか使われない天才設定のジェシカとか、見た目だけやたら濃いけど特に活躍の場もなく、お前要らないんじゃね?って感じのサブキャラ(コブラ)とか。なんかレギュラーになりやがったオタクロスとか。とにかくキャラが微妙だったなぁ〜。
その代わり、旧作キャラが扱いよかったのはいいんだけど。ジンくんのヒロイン力の高さは相変わらずだなぁ。

前作でかなり評価の高かった戦闘描写は、なんか大味になっちゃっていまひとつ。
ガーっと攻撃して、最後に必殺ファンクションで止めーって感じだし。もっと頭使ったバトルがみたいんだよ!

つーかピンチのときに発動するヒロの謎超能力について、謎が明かされることなく終わったのも良くない。
集中力が高まると凄い力を発揮するって言うんなら、いわゆるゾーンに入ったって感じで納得できるんだけどさ。予知能力とかはなんなのよと。母親も知らんとか言ってるし。

てな感じで評価はあんまり高くない。Wの次があるみたいだけど、この調子だとあんまり期待は出来そうにないなぁ…。