仮面ライダーオーズ 45、46、47、48(最終)話

一気に最後まで見ちゃったー。

伊達さん情報により真木博士の自宅の場所が割れるとか、なかなか細かい所をついて来るな。そういや一度あの家に行ってるもんなー。
真木博士の家を強襲。グリードなのに単純なトラップにはまるなよお前らwwwww

最近キヨちゃんが出番多くて嬉しい。アニメのダンガンロンパモノクマみたいに、真剣なシーンを馬鹿にして遊んでるみたいで凄くいいなぁ〜。

アンクがイラっとしてメダルばら撒いたおかげで、メズールとガメルが完全体に。ウヴァさんだけは揃わなくてしょんぼり。こういうとこでも細かく損をするのがウヴァさんらしくていいな。
完全体になったおかげでヒャッハー状態になってガメルも捨てて人を襲いまくるメズール。
捨てられてもメズールを追いかけるガメルが可哀想だなぁ。
母子を狙って襲ってたあたり、メズールの欲しかった欲望は「母親の子供への愛情」ってとこかな。
ガメルの方の欲望は「甘えたい」とか「子供が母親から貰う愛情」とかっぽいので、お互いwin-winの関係でうまくやってたんだろうなぁ。でもそれもメダルが揃ってしまったことで満足できなくなってしまった、と。それもまた皮肉だよなぁ…。
メズールが死んだので次はガメルの番。仲良かったから、それで怒って暴れるというのは視聴者的には納得のいく話だから、どうにもガメルを憎めないんだよなぁ…。
すっげーあっさり人殺しまくってたんだけど、「メズールを助ける為に一生懸命になっている」って思うとなんとも可哀想なんだよな。しかもメズールはもう復活できないのに、それ気付いてなくて必死にメダル集め(結果として沢山の人が死んでる)してるってのがもう…。

でも伊達さん復活!!伊達さん復活!!!キャアァァァ\(゚∀゚)/!!!

結構早い復活だったな。まぁうちらはDVDでまとめて見てるからそう思うだけかなぁ。リアルタイムだとどれくらいかかったんだ?
そこからのダブルバースとか胸熱すぎるな。同じデザインだけどプロトに赤いライン入ってるあたりが、1号2号みたいでカッコイイ。
後「至近距離でセルバーストを撃つしか…」
伊「そんな戦法教えたつもりは無いけど?」

伊「さっきの戦法で行こうか?」
後「教えたつもりなかったんじゃないですか?」
伊「邪魔してすいませんでした」
クッソワラタwwww伊達さんいつ見ても可愛いwwwww伊達さんって一番ごつくて年上なのに癒し系キャラだよなwwwww

一方で映司のグリード化がバリバリ進んじゃって、アンクと殴り合いになって、見てて辛い展開なんだけど。もう伊達さんとキヨちゃんだけが一時の清涼剤だよ…。
アンクの目的って、早く人間になりたーい!的な物だったんだな。お兄ちゃんに乗り移っちゃったせいで人間の利点を知っちゃったから人間になりたい!みたいな。
一方の映司はたくさんの人を助けられる力が欲しい!=オーズであること。
1話の時点で2人とも夢が叶っていたのに、最終話直前まで気付いてなかったってのが。
殴り合ってた相手に「ありがとう」とか言われたらそりゃ戦意もなくなるよなぁ。
映司とアンクがちょっとずつ絆を深めていったからこそ、最終話直前のこのタイミングでの「ありがとう」が胸に響くわー。泣きそうだよー。
でも恐竜メダル入れられて暴走。アンクも初のグリード体へ。うわーん!!

「力が欲しい」で暴走してっちゃうのはよくある話なんだけど、映司だとすごく納得ができて説得力がある不思議。
最終回直前になって主人公がすごい勢いで悪堕ちしてっちゃうとか、今まで見てきて映司の気持ちもわかるから見ていて辛いんだよなぁ。
一方でアンクは逆に満足してきちゃうし。満足できないのがグリードなのに。比奈相手に笑えるようになったんだよなぁ〜。もうすぐ死んじゃうってわかってて映司のところへ行こうとするのが切ないなぁ。
アンクが急に寝返ったのって、映司たちの元にいるのが居心地がよすぎてもっとちゃんとしたのが欲しくてグリード側につく→向こうに行ってみたら、やっぱり向こうにいたときのがよかったと気がつく。こういう流れなのかな。

こんな非常時で相変わらず癒し系の伊達さんと、相変わらずダメすぎて愛され系のウヴァさんは最高だと思います!!
あと、こんな訳のわかんない状況を、比奈ちゃんの説明(恐らく映司やアンクより当事者でもないのでまともな説明じゃないはず)だけでしっかり理解してしかも簡単に受け入れちゃう知世子さんは女神の域に到達していると思います。

最終回。そういや回想シーンでの王の姿ってタトバだったよなーと思ったら、王が最初になった特別なコンボという話でした。
凄い力でウヴァさんを圧倒したと思ったらなんとなく助かって、かと思えばメダル入れられるのが嫌で「ヒー助けてー!」と必死に逃げていくウヴァさんが最終回なのに癒し系でした。なんてダメな子なのwww
「見苦しい」だの「もう他に居ないからこいつでいいや」的なことを言われながらラスボス化するウヴァさんwwww

真木博士がついにキヨちゃん無しで会話ができるように。
キヨちゃんを自分に似せて知世子さんのところに置いていくとか、このなんとも言えん感じがいいなぁ〜。
真木博士と知世子さんの話はもっとやってもらいたかったなーというのはあったんだけど、むしろこれくらいで「想像にお任せします」くらいのほうがいいかもしれないな。
自分に模した状態にして渡すとか、「自分の代わりにそば置いといてください」という意味なのかなー。
姉に「自分の代わりにしとけ」と投げつけられた人形を、姉にそっくりな知世子さんに渡しちゃうというのもなんか意味深だしな。

ラストバトルがなんかもう最高でした。アンクのセルフ「タカ!クジャク!コンドル!!」が最高すぎて泣きそうになった。ここでタジャドルのテーマが流れるとかも最高。そういやあの歌だけ映司とアンクのデュエットでしたね。
中間フォームで〆るラストなんて最高すぎる。やはりタジャドルは最高だな。
タジャスピナーは意外と出番なくてすっかり忘れていたアイテムで、当初出たときは「はいはい販促乙」と思ったものだが、最後の最後で使うとかもう最高だった。
そういやタジャスピナーに全部入れかつ同色メダル全染めって今までやったことなかったもんね。それをしかも最強メダルでやってみせるとかなー。タジャスピナーも最高でしたわー。

アンクの最期はあれですな。うしおととらみたいだったな。
異種相棒物と言えばお別れするのが基本だけど、グリードが満足して消えていくってのは悲しいけどいいなぁ…。
映司の望みも、凄い深く考えすぎて、めちゃくちゃ簡単なことに今まで気付かず、最後にようやくシンプルな答えに行き着いてよかった。
映司って基本的に誰かに頼らず、「俺が何とかしなきゃ!」みたいなところがあったんだけど、
アンクにだけは「お互いあくまでも利害関係の一致だから…」みたいないいわけが通るから無意識のうちにアンクにだけは頼ってた感があったんだよな。だからこそ、今まで頼って着たアンクがいなくなることにより、他の人にも頼ることができた、と。
いいなぁ。アンクが居なくなるのは嫌だけど、ただ消えていくんじゃなくて、みんなと映司の架け橋になるみたいな。
あの後藤さんが最後に映司を助けに来るのがもう胸熱。昔は豪快に誤射ってドヤ顔で帰っていった誤射藤さんだったのに…。

アンクは居なくなってないよ!みんなアンクのこと覚えてるからみんなの心にアンクは居るよ!って感じで、ようやく映司も立ち直って旅に出られるようになった。オーズの終わり方として凄いいい終わり方だと思った。

旦那はアンクが助からなかったことに不満だったようだが、わたしとしてはこれくらいのベターエンドの方が好みだからいい。
つーか、Wの時は夫婦そろってフィリップがいなくなることに対し、覚悟を決めていたのにフィリップ帰ってきてホッとして、
オーズの時は「フィリップのこともあるし、どうせアンク戻ってくるんでしょう…?」と思ったら帰ってこなかったとか、
いといと人の予想を外してくれて、嬉しいやら憎い(いい意味で)やら。仮面ライダーには踊らされまくりだなぁ〜。

「欲望」というテーマの元、敵側も味方側もみんな利害関係のみで動いていたので、相手の思惑や次の展開が読めずドキドキしてストーリーは最高。
敵側も味方側もみんな個性たっぷりでいいキャラしてるヤツばかりで、グリード退場回はなんか寂しくなった。
特に火野映司という奇跡的なバランスの元にある完璧なキャラクターを生み出した功績はでかいと思う。

オーズは最高でした!凄く面白かった!!仮面ライダーの最高傑作はオーズ、異論は認めない。

ハッピーバースディ!!!