オリエント急行殺人事件 第二夜

オリエント急行2夜目。こっちが本編でみたいなもんで、犯人が犯行をするまでの空白の5年間を書くオリジナルストーリー。
なかなか面白かったな。
妹とか、上流階級の世間知らずっぷりで、なんだか遊び半分でやってる感じとか、
乳母の人は敬虔なクリスチャンだから難色を示すかと思いきや意外とノリノリで「ダイナマイトで爆破とか…」などと一番過激だったり、ここ一番のところで迷っていたみんなを押したりして面白かった。

ん〜まぁでも少し長かったというのはあるな。仲間集めに1時間、列車に乗ってから2時間とかのバランスにして欲しかったな。どっちかというと列車に乗ってからのゴタゴタの裏側を見たかったし。

さて、犯人ばかりが取り立たされるこの作品だけど、個人的には大オチのほうが衝撃的だなぁと思ってるんだが、
このドラマでは大オチどうするんだろ?原作通りいく?それとも今の時代だと無理?と最後のオチをどうするかという事を気にしながら見ていたわけだけども、やっぱり原作通りのオチとなりました。
このオチに納得させる為の3時間だった…という考え方も出来るかな。

いやでも…スーシェ版のヤツだとなんかこう後味悪いというか…なんとなくバッドエンド感のある終わり方だったように記憶してるんだけど、この三谷版はこんなさわやかな終わり方でいいの?ってちょっと首をかしげるようなEDだったな。

しかしクリスティ先生、あの時代にここまでルールを打ち破るような話を書くなんてやっぱ凄いよなーと感心してしまう。良い悪いとか、自分に合う合わないは別問題として。