TRICK新作スペシャル2

今日映画見に行ったのにTVのスペシャル版今日じゃねーか!!
じゃあ折角だからそのまま家でTV版も見ちゃおうぜ!と、ゲーセンを早めに引き上げてみんなを連れて家に帰る。
でもご飯とかどうしようか、とちょっと悩んだが、宅配ピザとかあるじゃん!と気がつきそれで済ます。
丁度いい時間に家に到着したんで、まったりしつつテレビでトリックを見る。


子守唄になぞらえて人が死んでいくとか、複数の女が一人の男を取り合ってるとか、なんか金田一耕助シリーズの「悪魔の手毬唄」みたいだなぁ…と思いつつ見ていったら、どんどん話が悪魔の手毬唄っぽくなっていって、うっひょー(゚∀゚)ー!!…って感じなんだけど、この中で悪魔の手毬唄知ってるの私だけだったんで誰にも話が通じないのが悲しい。
あー、しかし劇場版よりもこっちの方がトリックとか人間関係とか複雑だし面白いかも。まぁ劇場版はお金払って見るから「わかりやすさ」を重視したのかも知れんが。
上田が物理学者っぽい理詰めでトリックを解き明かしたりしてたしな。そうそう、こういうとこもちゃんとやってるからいいんだよ。
劇場版だと普通に戦闘担当みたいになってたしさぁ。たまには上田のアホじゃないとこも見てみたい。


ギリギリで急展開してうわーどうなるんだー!!って盛り上がる。いや、凄い面白いな。
てか悪魔の手毬唄リスペクトしまくりだよね!?「枡で計って漏斗で飲んでキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」っと一人だけテンション上がってました。
悪魔の手毬唄…っぽいなぁ…とずっと思わせておいて、最後の最後に悪魔の手毬唄のもっとも有名なシーンのパロディを持ってくるのがにくい。

「自分の息子を妹と結婚させないため」って犯人の動機も一緒だしなぁ。兄妹が知らずに出合って恋に落ちて、真相を知った妹の方が自殺って展開は「悪魔が来りて笛を吹く」みたいだな。
あと音がするから部屋の中にいると思ったら居ませんでしたってのは獄門島の「一つ家に遊女も寝たり萩と月」を思い出した。なんという横溝正史リスペクト。
「同じ時期に産まれた男の子」と言えばすり替えはお約束なんて特になんとも思わなかったが、旦那は金田一少年の事件簿の首狩り武者を思い出してニヤニヤしてたようだ。
そう考えれば、今回のスペシャル版は金田一祖父と金田一孫の夢のコラボレーションだったんだよ!!なんだってー!!


なんか犯人の末路が劇場版と同じだったなぁ。意図的なもんなのかな?
番組始まる前のハイライトでチラっと映った映像で、なんかメーテルみたいなのがいるなぁ…と思ったら、番組開始冒頭の習字教室のシーンで「犯人はメーテル」と書かれてあったな。始まっていきなりネタバレしとるー!!!
まぁ一瞬だったし字も小さいから普通には読めんのだけどね、録画した人があとでもう一度見るとわかるって仕掛けだと思うが。
でも私読めちゃったんだよなぁ(笑)まぁ、大物俳優来たら犯人ってのはお約束だからそこまでネタバレって気もしないけどね。


新作スペシャルも面白かったなぁ。こっちのが只で見られて録画すれば複数回見られると言うことで、密度の濃いものになってたと思う。
まとめて見ちゃったからアレだけど、なんかこっちのが面白かったような気がするな。
みんなでわいわい見れたからより楽しかったのかもね。最高でした〜。